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身体にいいもの

2013-06-06

少し前のことですが、

近所で人気のラーメン屋さんが閉店しました。

そんなこととは知らず、

後になって、閉店を惜しむ新聞記事を見て、

しばらく行かなかったことを悔やみました。

ひそかにファンでした。

もちろん、その店のラーメンがおいしかったからですが、

いつも食べた後に、

「身体にいいものを食べた!」

という満足感がありました。

私がその店のラーメンの本当の値打ちに気づいたのは、

身体の調子が悪いときでした。


 

寝不足で過労気味のときなどに、

なんとなく体調が悪くて食欲もないときがあります。

そういうある日のこと、

「ラーメンなら食べられるかな」

と思って入ったのは、あるチェーン店でした。

安くてボリュームのあるメニューが売りです。

ところがそれが、まずくて食べられなかったのです。

元気なときには、思ってもみなかったことでした。 

そこそこおいしいと思っていたはずのラーメンの

スープもあまり飲めませんでした。


そんな経験があったので、

同じような体調になって、また「ラーメンを・・・」と思ったとき、

今度は店を選ばなければと思いました。

それで行ったのが近所にある、あのラーメン屋さんでした。

元々おいしいということは知っていましたが、

自分好みの細い麺もさることながら、

薄い色の透明なスープが身体に染みこむような感覚がありました。

そのスープをゆっくり味わい、

生き返るような心地で、

何が違うのだろうと考えました。


そのとき思い出したのが、

近所の人が話していた「うまいラーメンの条件」です。

「○○○○(店の名前)は、いいダシをとってて、けっこうおいしいが、△△はダメだ。スープに化学調味料を使ってるから。

というような話でした。

なるほど、こういうことなのか!

と思いました。

よい素材に手間をかけて作ったものは、

おいしくて、

身体にもいい。

以来、私はそう信じているのです。

自分で料理を作るときも、少しばかり気をつけるようになりました。

そして時々、身体にいい、おいしいラーメンを食べに行きました。

あのラーメン、もう一度食べたいなぁ・・・と思い出します。


先週、映画『フード・インク』を観てきました。

衝撃的な映像で、米国の「フードシステム」の実態を描き出した映画でした。

フードシステムというのは、

農林水産業から、食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業を経て、最終の消費者の食生活に至る食料供給の一連の流れをシステムとして把握する概念のこと。 (kotobank)

「日本フードシステム学会」というものもあるようです。
 

大量の農薬を使い栽培される遺伝子組み換え作物。

成長ホルモンが投与される家畜たち。

糞尿まみれの牛。

二~三歩しか歩けない太らされた鶏。

ゴミのように機械に放り込まれる生きた豚。

家畜たちは、命あるものとしてではなく、

”モノ”として粗末に扱われていました。

移民が奴隷のように働かされる工場。

人間も人間らしく扱われません。

日本のスーパーで売っている安い米国産の肉類の出所が、

そんな風だということを初めて目の当たりにしました。

その様子を思い浮かべると、げんなりとします。


不法移民の取り締まりの様子の映像がありました。

取締官は食品工場の駐車場で移民を逮捕する。

工場の責任者は責任を問われない。

不法移民は取り締まるけれど工場は取り締まらないのです。

逮捕するのは毎日15人と決められているそうです。

そうしないと生産に影響が出るから。

”腐敗”そのものです。


 

少数の多国籍企業がカネの力で食(フードシステム)を支配し、

ひたすら効率化を追求し、利益を求め続けています。

そんな国にも、抵抗する人々がいました。

昔からの農業生産を守ろうと努力する人々があり、

大手スーパーにも、「オーガニック」の表示が現れるようになりました。

けれども、それを手に入れることができるのは、全体から見ればほんのわずかです。

安全な食品を手に入れられる少数の人々と、

そうでない多数の人々に分かれてしまっているのです。

貧しい人たちはファストフードばかり。

私たちの暮らしも、どんどん、それに近づきつつあります。


身体に悪いものばかりしか食べれなくなったらいやだなとか、

日本の食は、今のところまだマシだなとか、

TPPはやっぱりダメだとか、

閉店したお店のラーメン、

学校給食のことなど、

色々なことが次々と浮かんでくるのでした。


関市は、来年の9月から、

学校給食調理を民間委託にしたいそうです。

教育委員会の意向です。

その背景にあるのは市長部局の「職員削減」の計画です。

公務員を減らすのが良いこととされているからです。

果たして民間委託で、学校給食がよくなるのでしょうか?

この点については、おおいに疑問ありです。

学校給食の使命とシステムは、民間委託になじまないと思うのです。

ムダな公務員を削るというのであれば結構ですが、

給食調理員がムダな公務員だとは思えません。

学校給食は、子どもたちの毎日の大切な食事。

良い素材に手間をかけ、

身体にいい、おいしいものを食べさせてあげたいものです。


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